好転反応~身体が新しく生まれ変わること
過去の辛い体験や、満たされない気持ちがその後長い期間その人の思考や行動を縛り付けて苦しめてしまうことはよくあります。
過去の体験から私たちは特定の反応パターンを学習します。そしてその反応パターンの通りに無意識に行動してしまいます。
でも、あなたが望めばどんな過去からも自由になることはできます。
それは、偶然の体験からインプットされてしまったパターンであり、単なる記憶にすぎないからです。
どんな自分でありたいのかさえわかっていれば、どんな過去の記憶からも自由になって、「本来の私」、理想の自分に向かって進んでいくことができます。
30代女性
ヒーリングを受けてからの1週間、何となく体調が変わりデトックスが行われた感覚がありました。特に3日目くらいまで好転反応として頭痛と倦怠感が強かったですが、次第に体が軽くなっていきました。昔のことはあまり思い出せないというか、フォーカスする必要がなくなり、今日を生き未来に向かう気持ちがわいてきています。
ヒーリングの後は人によっては倦怠感や下痢など、不調が続くことがあります。いわゆる好転反応です。
ヒーリングにより古い反応パターンを距離をおいて眺めることができたり、無意識領域に心地よさや幸せな感覚など「本来の私」に関する新たな風景が書き込まれたことにより、新しいパターンを構築するための再計算が始まったはずです。
好転反応とはそのプロセスの一部が身体に表れるものです。なぜ、身体が反応するのかといえば、身体とはすなわち心だからです。
ヒーリングであれ、カウンセリングやセラピーであれ、病院の治療であれ、身体への働きかけであれ、心への働きかけであれ、結局のところ実際にそれに対して反応するのは、脳です。
考えてみればそれは当然のことです。私たちは脳の働きにより思考し感情を味わい、様々な感覚を感じ、生理機能を維持して生きているからです。脳とは心であり、同時にまた身体です。
身体=心=脳=無意識 ですね。
いったん、古い記憶や情動に(反応パターン)にメスが入ってしまうと、安定していた心と身体のホリスティックなシステムに歪みやアンバランスが生じます。脳はこれに対して新しくバランスを作り出そうとして心と身体を書き換えます。つくりなおすのです。それが顕著に身体に表れることを好転反応だと捉えればよいでしょう。
好転反応は数時間~数日以上にわたり続きますが、おさまってしまえば身体のスッキリした感じや軽くなる感じがあります。象徴的に言えばまさに生まれ変わることなのです。
このクライアントさんは過去に味わった辛い情動記憶により生きる意欲を喪失していらっしゃいましたが、こだわり続けていた過去の記憶が書き変わり未来、つまりどんな自分でありたいのかという「本来の私」へとフォーカスが向かいだしましたね。
お問い合わせやご相談はこちらから