ヒーリングとは破壊と再生

ヒーリングの本質的なところは、「古い自我を葬って新しい自我に置き換えること」だと思っています。

 

端的に言えば、それは 破壊(死)と再生 に他なりません。

 

一般的に、ヒーリングといえば心身が緩み心地よさに身を委ねては希望や安心に満たされていくものという、ある種柔らかで優しげで温かい印象をまとっているように扱われていると思いますが、

 

実はその本質においては、古い自分を殺し去り新しい自分を創りなおすという、過激さを含んでいると私は思いますし、そのように扱ってます。

 

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そもそも、人が自分という存在を自覚して生きる意味を問いながら生き抜くことは、生易しいものではないはずです。生きていれば、経済的なこと、病気や健康に関すること、人間関係など、問題がおきないことはありません。時として自分の存在さえ危うくなるほどの精神的な危機にも直面することもあるでしょう。

 

しかしながら、「死」を意識することではじめて我々は「命」を生きたいと思えるのです。何かしらの危機に直面してこそ、本当の望みに目覚めようとする意識が芽生えます。

 

そうやって身も心もぼろぼろにして、はじめて あぁ、もうやめよう。なんとかここから抜け出したい。生まれ変わりたい。 と、ヒーラーを訪ねる機会がやって来ます。

 

最初は疲れきった心身を癒すことが最も必要になります。

 

でも、ヒーリングとは時として痛みを伴い、心身を消耗させてしまう局面があることを知っていただきたいのです。なぜならヒーリングを受けられるご本人が望むように、ヒーリングを受けることは「生まれ変わる」ことに他ならないからです。

 

古い価値観を捨て去り、身体に張り付いた情動を洗い流し、全く新しい風景の中へと心身共に移動していくプロセスが平穏であるはずがないのです。

 

でも、そのプロセスのサイクルの終わりには必ず、新しい自我の目覚めが待っています。古い価値という束縛を解き、より広く深く世界を体験する心と身体へと再生するのです。その結果として病気が治癒、改善したり、人間関係がスムーズになったり、問題であったことが問題ではなくなっていきます。


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それはあたかも螺旋階段を移動するように、更なる高みへと自分を成長させ、自由と豊かさへと導いていくプロセスの繰り返しなのです。

 

そして、ヒーラーとはクライアントの覚悟に寄り添い、螺旋階段のような生まれ変わりのプロセスの環

を導き支える役目を負っているものと考えています。

 

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